現代のアメリカで行われている3つの死刑

日常
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以前昔の日本にあった6つの処刑方法と言う記事が案外人気なので、今回はアメリカで行われている死刑方法を紹介していこう。

と言っても、そんなに種類があるわけではないし、まぁ知ってたレベルの話なんだけどね…。

 

 

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死刑を行なっている州と行なっていない州

アメリカは州によって死刑制度が異なり、現在でも死刑がある州と死刑を廃止した州がある。

ウィキペディアによれば下記の通りだ。

アラスカ・ハワイ・ニューメキシコ・ノースダコタ・ミネソタ・アイオワ・ウィスコンシン・イリノイ・ミシガン・ニューヨーク・ウェストバージニア・メイン・バーモント・マサチューセッツ・ニュージャージー・メリーランド・ロードアイランド

死刑を廃止した国では、重犯罪者には終身刑や懲役100何年とかの刑が言い渡される。
終身刑とかの場合は、仮釈放なしなど日本の無期懲役には無いような制度もある。

上記以外の州では今でも死刑制度がある。

 

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アメリカの死刑

・ガス室

アメリカと言うよりはドイツの方がイメージが強いガス室。

密閉された空間に致死性のガスを充満させて囚人を死に至らしめる。

ただし、最後にガス室が使われたのは1999年でその後はガス室の話は出ていないようだ。

ガス室での死刑執行が認められているのもわずか5州で、連邦裁判所も憲法違反の判決を出した例もある。

確かに人道的と言う言葉を考えれば、ガス室での死刑執行は非人道と映るのかもしれない。

 

・電気椅子

グリーンマイルでも登場した電気椅子刑。

囚人は椅子に固定され濡れたスポンジと電気を流すための装置を頭に取り付けられ、その上からフードで目隠しをされる。

執行時には執行人が3人で同時にブレーカーを下ろし、誰が電気の通ったブレイカーを下ろしたかは分からないようになっている。

濡れたスポンジを頭に乗せるのは電気の通り道を確保するためで、もしも濡らさなかった場合はどうなるかと言うのは、みんなのトラウマのグリーンマイルを見てほしい。流石にあそこまで酷くなるとは思わないけど…。

 

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・投薬刑

アメリカで最も多く行われているのは投薬刑だ。

囚人は3種類の薬をそれぞれ投与され、眠るようにして死に至る。

しかしながら、アメリカの投薬刑で使用される薬は死刑が廃止されたヨーロッパの物で、この会社は自社の薬が死刑に使われる事に強く反発している。

代替薬を探すアメリカだが、2014年に死刑を執行された物では、死刑囚が10分に渡り苦しんだり、40分以上も意識を保ちその後心停止など、拷問ではないのかと言う声も上がっている。

ちなみに、殺人ピエロことジョン・ウェイン・ゲイシーもこの投薬刑で死刑が執行されたが、この時も何かの手違いでゲイシーは20分以上苦しんだ後に絶命したとされる。

 

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警官との撃ち合いで死亡することも珍しくない

アメリカは銃社会であり誰もが銃を持っている。これにより銃を用いた犯罪なども横行しているわけだが、警官隊と撃ち合いになった結果、逮捕や裁判をされずに殺されてしまう場合もある。

有名なものを上げれば、テキサスタワー乱射事件のチャールズ・ホイットマンなんかが挙げられる。

しかしながら、犯人を逮捕せずに射殺するのは事件解決の大きな手がかりを失ってしまうことに繋がるので、私はあまり良いことだと思わない。

最近では非殺傷としてゴム銃やスタンガンなどで犯人を取り押さえる事もあるが、当たりどころが悪く死亡してしまった例も報告されている。

 

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アメリカでの死刑判決

アメリカで死刑になる場合は大1級殺人である事が多い。

第1級殺人は犠牲者が多い場合や計画殺人などに対して下される判決であり、死刑制度がない州でも終身刑は免れない。

他にも強盗や放火など罪が重い場合は第1級殺人が言い渡される。

計画的であるかないかが大きな要素になっており計画性のない殺人に対しては第2級が言い渡される。

計画的であったかどうかは日本でも量刑が大きく変わってくるもので、もちろん衝動的な殺人よりも計画的殺人の方が罪が重く量刑も重い。

勘違いのないように補足しておくが、◯人殺したから死刑というわけではなく、1人殺しても犯行の状況や動機等で死刑が言い渡される事もある。

 

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まとめ

アメリカでは死刑囚が自分が執行される死刑方法を選ぶことができ、最後の晩餐には好きなメニューを頼む事も出来る。

だからこそ安楽死に近い投薬刑を望む囚人が多い。

しかしながら、私はジョン・ウェイン・ゲイシーの死刑に携わった刑務官の言葉をまさにその通りだと思うのだ。

20分以上にわたり苦しんだ上で絶命したジョン・ウェイン・ゲイシーだが、刑務官は「彼の被害者が受けた苦しみに比べれば大したことはない」と語っている。

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