怪しい声優エキストラのアルバイトの真実

2019年1月15日日常

ラインバイトやバイトルで募集されている声優・ナレーターのエキストラのアルバイト。
再三にわたり注意喚起をしておりますが、一向に相談は減りません。

ですので、再び事の流れと顛末についてを書かせていただきます。

 

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怪しいと思われる会社

・◯譲社
・◯◯◯ステージ
・トップワン◯◯◯◯◯
・◯◯◯◯ヴォルフガング
・◯◯◯◯ art

以上の社名はあくまでも一例です。私が知るだけでも、7社以上の名前が挙がって居ます。

ヴォルフガングについては、同名のアプリ制作会社である「ヴォルフガング株式会社」様に問い合わせ、全くの無関係であると言う言質を頂いております。
もしも、ヴォルフガング株式会社様の名前が声優募集で使われている場合は注意してください。

 

応募からの流れ

私の場合と今のパターンは少し違いますので、そのあたりも書いていきます。

私の場合

私の場合はチラシから制作会社の方に応募し、合同オーディションと言う形で30人ほどが集められたものに参加しました。

その後、制作会社のプロデューサーを名乗る人物から「君の声が良かった。ぜひボイスサンプルを取らせてほしい」と言われ、上野にあるスタジオで3つほどセリフを撮りました。

その時、交通費として500円だけ支給されました。

それから1週間ほどして、またも制作会社から「君の声が音響監督に気に入られて、今文科省と進めているプロジェクトのメンバーに端役だけど加えてあげる」と。

そのプロジェクトとは、文科省の企画で小学生を対象にしたドラマCDを作るというもの。

しかし、報酬はできたCDを自分で売って報酬にしろ。ノルマは20枚。

それに対して、20枚も買えないと言うと、何枚なら買えるかと聞かれ、◯◯5枚前後ならと言うと、じゃあそれでいいと言う。

それに対して疑念が拭えず、後々になって断ると「もう台本を取ってきた!ここに来て断るとか仕事に対してどんな了見だ!」と契約もまだなのに恫喝。

結局私は指定された場所へも行かず、その相手とは切れました。

 

今のパターン

現在の流れはオーディションからボイスサンプルまでの流れは私と同じですが、ドラマCDの話が決まると「実力がまだまだ、だからレッスンを受けてもらう」と言う話になります。

レッスン費は4〜6万円。

ちなみに、多くの方から相談を受けましたが相手から支払われた金額で500円以上を支払われた話は聞きません。

 

似たような事例

オーディション商法の似たような事例として、平成30年8月28日に、
東京都は、「オーディション商法」(注)により、演技及び歌唱レッスンの受講契約を勧誘していた事業者に対し、特定商取引に関する法律に基づき、6か月の業務の一部停止を命じ、違反行為を是正するための措置を指示しました。また、事業者の代表取締役及び営業部課長に対し、当該停止を命じた範囲の業務を新たに開始することの禁止を命じました。

 

【勧誘行為等の特徴】

1.当該事業者は、Webサイト上で「映画出演」、「歌手デビュー」などと表示してオーディション参加者を募り、オーディション後の最終面談時に突然、レッスン受講契約を勧誘する。当該事業者は、消費者がオーディションに申し込むときから、オーディション後に自社事務所で行う最終面談に至るまで一貫して事業者名や勧誘目的等を告げずに勧誘を行う。

2.当該事業者は、オーディション参加者の7~8割の者を合格者として扱い、最終面談に呼び出しているにもかかわらず、「毎月全国から2,000~3,000人応募するオーディション。この最終面談には選ばれた人だけ来ている。」などと、消費者にあたかも多数の参加者から特別に選ばれたかのような嘘を告げて、レッスン受講契約を勧誘する。

消費者庁HPより引用

 

また平成29年12月21日にも似たような事例が公開されています。

エキストラのバイト募集、オーディションを口実に消費者を呼び寄せ、レッスンを受ければエキストラのアルバイト等の収入が得られるといって自らの運営する音楽及び芸能タレントスクールのレッスン受講契約を勧誘する「業務提供誘引販売取引」(※)を行う事業者に対し、特定商取引に関する法律に基づき、9か月の業務の一部停止を命じました。

【勧誘行為等の特徴】

1.アルバイト募集サイトを見て、エキストラのバイトに応募してきた消費者に対し、営業員が登録のために事務所に来るよう告げる。

2.事務所でエキストラのバイトへの登録を終えた消費者に対し、営業員が「ちょうど今オーディションをやっている。」として、ショートムービーのオーディションを受けるようにすすめ、オーディションを受験させる。

3.オーディションの合否発表等と称して事務所に呼び出した消費者に対し、営業員が突然、有料のタレントスクールのレッスン受講契約(以下「レッスン契約」という。)を勧誘する。この時点に至るまで消費者はレッスン契約の勧誘があるとの説明を一切受けていない。
レッスン契約の勧誘に際し、営業員が消費者に「半年くらいでレッスン代の元がとれるくらい、仕事を紹介する。」、「レッスンを受ければ、動きのあるような仕事でも大丈夫になるので、ただその場にいるだけでいいような通常のエキストラよりも、より高額な仕事を紹介できる。」、「レッスン受けている人には優先的に仕事を回します。」などと、レッスンを受ければ仕事が紹介され、確実に収入が得られるかのような嘘を告げる。

消費者庁ページから引用

注意喚起が起こらないわけ

私も一度細かく記事を書いたのですが、ツイッターのDMにて、その会社を名乗る人物から「名誉毀損で訴える」と言われ、一度記事を削除しました。

他にもそう言った形で、注意喚起をする人の口を閉ざしてしまおうとしているのでしょう。

 

怪しいと疑うべき要素

声優と言うのは技能職で専門職です。
厳しいことを言えば「」で勤まる仕事ではありません。

また、俳優ランクと言うものがあり、新人でセリフが一言しかなくても、最低単価は15,000円です。500円なんて報酬にもなりません。

また、いくつも会社名を名乗るのですが、当時指定された契約・収録場所は渋谷にあるとあるビルで、情報提供していただいた方が管理人に聞いたところどの会社もそのビルには入っていないとのことです。

会社のホームページも、独自ドメインではなく無料でサイトを作れるサービスを使って作られていて、法人番号も出て来ません。

電話番号も固定電話ではなくIP電話やWILLCOM携帯の番号が書かれています。

 

断ろうとすると…

情報提供していただいた方によると、断ろうとすると雰囲気が悪くなり、横柄な態度で「仕事断るんだ?」や「月に1〜2回でも構わないんですよ」と引き止められるとのことです。

 

もしもの時は

もしもの時は弁護士など法律の専門家に頼りましょう。また材料を揃えるために、相手との会話は録音しておくのがいいでしょう。

また契約を強要する行為は禁止されています。
例えば、印鑑がないなら拇印で良いとか、100均で買ってきて押して なんて言うのは違法行為です。

また消費者相談センターに相談するのも一つの手段です。
しかしながら、どの場合も取られたお金は戻ってこない可能性の方が高いです。

 

詐欺ではないと言う点に注意

この案件の難しいところは、詐欺ではないと言うところです。

詐欺としての立件はかなり難しく、明確に虚偽を用いて金銭・財産を取られた事が立件するための条件になります。

つまり、CDを自分で買い取る私の案件でも「CDが発売された」ら詐欺ではないのです。

弁護士さんによれば、詐欺ではないですが、黒にかなり近いグレーらしいです。

またレッスン費の請求でも、レッスンを行なっている場合は詐欺としての立件は難しいです。

 

まとめ

この案件はもう4年以上前からの事で、それでも相談が後を絶ちません。

なので、もしも怪しいと感じたら相手との会話をしっかりと録音して下さい
もしも、携帯の電源を切ってなんて話をされたら怪しさ満点ですね。

基本的に隠し撮りされたものの証拠能力は無くなるものですが、詐欺に関してはその限りではありません。

もしも、この記事を見ていただいた中で勇気を出して相談してくれる方が居ましたら、録音なども一緒に提供して頂けると助かります。

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