虫解説「アシダカグモ」ゴキブリの捕食者

日常
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ゴキブリの記事を書くと絶対に名前を出す虫がいるのですが

それが「アシダカグモ」さん

 

アシダカグモ

グロテスクな見た目とは裏腹に、ゴキブリを狩る益虫
ゴキブリの天敵といえる虫ですね。

 

 

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アシダカグモの生態

全長100cmにもなる巨大な蜘蛛で
発達した脚が特徴です。

 

見た目から不快害虫と言われていますが
主食は「ゴキブリ」なので、間違いなく益虫です。

 

普通の蜘蛛と違い巣を張らず、ゴキブリを追いかけて捕まえます。

 

ゴキブリの瞬発力は、初速で300キロ近いのですが
アシダカグモはこれに追いついて捕食し
また食事中でも得物を見かけるととっ捕まえるという食欲旺盛な蜘蛛。

 

ただ、彼らを動物で例えるとチーターみたいなもので
持久力の面では強くありません。

 

彼らの基本的な狩りは、待ち伏せして襲いかかるゲリラ戦法。

 

彼らが数匹居るだけで、何十匹というゴキブリが居るコロニーが
半年くらいで壊滅します。

 

ゴキブリがいなくなるとアシダカグモは家を後にしますから
まさに自然のゴキブリ駆除業者です。

 

一応糸を出すこともできますが、使用することはほとんどありません。

 

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不快害虫

先程もちらっと言ったのですが、蜘蛛は基本的に益虫です。
しかし、見た目から害虫だと思う人が多く「不快害虫」と言う名前がついています。

 

実質的に、ヤバイという事はありませんし
あの憎きゴキブリを進んで退治してくれるのですから
見かけたら放置しましょう。

 

しかも、蜘蛛の毒には殺菌作用もあり
このアシダカグモも例外なくこの殺菌作用があります。

 

知れば知るほど、益虫だと言うわけですね。

 

 

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蜘蛛の子を散らすの語源と考えられている

アシダカグモの幼虫は、壁などで固まっているのですが
人がこれに手を加えると一斉に走りだす。
勿論、子どもの時でもその脚力は健在です。

 

この様子から、「蜘蛛の子を散らす」と言う慣用句の語源になっていると言われます。

 

 

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まとめ

アシダカグモの主食は「ゴキブリ」ですが
他にもハエや小さなネズミも捕食します。

 

まさに一家に一匹くらい居てくれても全然いい虫なんですけど
さすがにその大きさとすばっしこさは「おうふ(‘A`)」ってなりますからね…。

 

知らないところで活躍してくれる分には、最高の虫です。

 

ちなみに、ネットでは経緯を評して「軍曹」と呼ばれています。

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