LGBTの人は生産性がないというコラムを投稿・発言したとして話題になっているけれども、LGBTの人でも生産性は確実にある。
と言うか、あの発言をした議員よりも断然生産性があるし、お前らの給料を払っている人の中にはLGBTの人も含まれているんだぞと強く言わせてもらおう。
LGBTの人に生産性がないは、子どもを生む力がないということらしい
最初に「LGBT発言」について言っておくと、当の議員は「子ども」という観点の生産性がないという意味で使用したと言っている。
これは大きな間違いであり、大問題な発言だ。
なぜならば、子どもを生みたくても生めない夫婦だっているのだから、そういう人にだって大きな負担になる発言だ。
しかも、そういう人たちは子どもが出来ないことがおおきなコンプレックスになっているし、不妊治療には大金がかかっていて、保険適用外のものも多い。
更に言うと、子どもを「人的財産」として考えている事自体が大きな問題ではないだろうか。
そういった考え方から、チャウシャスクの落とし子や一人っ子政策などの歴史的な負の財産が生まれ落ちたのだ。
この発言は、日本国民すべての人権を無視した発言として、国会議員であればこそ、絶対に言ってはいけない発言だった。
生産性のあるLGBTの人たち
私の周りには、LGBTの人と言うのが多くいるのだけれども、そういう人たちが生産性がないというのはあまりにも世間を知らなすぎる。
むしろ、そういう人たちは業界的につよい魅力があり、生産性に関して言えば、「LGBT発言」をした議員よりも断然にある。
なので、今回はそういう人たちをまとめてみようと思う。
マツコ・デラックス
いまや司会業で見ることがないくらいに有名なオカマと言えばマツコ・デラックスさん。
マツコさんが番組で紹介したものは、売上が何倍にも膨れ上がるということで、商品や業界を紹介するマツコの知らない世界や、ニッチな世界を紹介する月曜から夜ふかしなど、様々なTV番組で活躍している。
マツコさんの発言一つで、経済効果が1億円とも言われているのだから、これだけ生産性のある人はいないだろう。
発言もきつい言葉ながら正当性があって、その歯に衣を着せないコメントは私も大好き!
KABA.ちゃん
私が一番最初にみたオカマの人といえばKABA.ちゃん。
天才てれびくんで振り付けをやっていた頃から知っているし、その当時はよくテレビでも見かけていた。
最近では、海外で性転換手術をして、戸籍上も女性になっているということで、素直におめでとうとエールを送りたい。
言わずとしれた振付師で、アイドルやジャニーズのダンスを担当している。
GENKING
メイクアップアーティストで、数々の有名人のメイクアップを担当。
一時期、消えたとも噂されていましたが、その期間の間に性転換手術を行い、戸籍上女性になったとのこと。
この人が初めてテレビに出てきたときには、まだ男性だったけれども、本当に男性なのかとも思えるくらいきれいな人だったのを覚えています。
美輪明宏
タレント・歌手・コメンテーター・声優・舞台役者・オペラ
もはや挙げ連ねたらキリがない芸能界の大御所「美輪明宏」さんもLGBTとして知られています。
私の中での強い印象はやはりもののけ姫のモロの声をやっていたとき。
ジブリ作品には多く出ていますが、やはりモロの声という印象が強いです。
それから、舞台上から落ちて足を粉砕骨折しても、舞台を続けたという話も印象的です。
本当に尊敬する方です。
大島薫
元AV男優であり、男の娘と言う言葉を3次元にまで浸透させた立役者。
彼の登場で、女装という言葉に対してのハードルがぐっと下がったのは言うまでもないですね。
彼のツイッターはこちらです。
男性と女性の脳で性的に興奮するものをそれぞれ調査した結果があって、男性は基本的に女性の裸体に興奮するんだけど、女性は女性の裸体にも興奮反応が出たんだって。ちなみに「男同士とか気持ちわりぃ」って嫌悪感をあらわにする男性ほど、言葉とは裏腹に脳は男性の裸体に興奮していたらしいよ。
— 大島薫 (@OshimaKaoru) August 7, 2018
三ツ矢雄二
タッチの上杉達也の声優といえば三ツ矢雄二さん。
他にも多数番組に出演しており、劇団アルターエゴの主宰も努めておられます。
今まではグレーゾーンと言っていましたが、お兄さんの退職をきっかけにゲイであることを告白しました。
三ツ矢さんのゲイ疑惑はグレーゾーンと言われていたときから有名で、ゲイと言われても「やっぱりね!」くらいの軽い認識です。
同性愛の考え方に対して日本は遅れている
同性愛という考え方に、日本の政府はいい顔をしないけれども、理解が遅れているのは先進国としてはアジアくらいなものだ。
欧米諸国では、同性愛について理解をしめし、法整備も整いつつある。
そういった観点からも、あの発言が出たのは仕方のないことなのかもしれないけれど、日本の舵取りを担う人たちの理解が国民より遅れているというのは大きな問題だ。
性転換に関しても、日本は厳しい
性同一性障害について、国民に周知が及び始めたのはここ最近のことだけれども、性の不一致に苦しみを感じている人への政策というのはまだまだ自治体レベルで止まっている。
申請することで、戸籍を女性にできる制度もあるが、実は大変に長い道のりがある。
まず二人以上の医師に性の不一致を認められること。
次に性転換手術を受けること
さらに家庭裁判所に申請し、面談。
以上をやってから市役所に申請し、ようやく戸籍の書き換えが行える。
私の知り合いから聞いた話だから、この流れは確かだ。
自身の苦痛を分かってもらうために、これだけの労力をかけているにもかかわらず、「生産性がない」という一言はあまりにもひどい。
まとめ
LGBTに関して言えば、言ってしまえば個人の主義主張であり、これは日本国憲法の13条及び14条でも保証されていることだ。
さらに言えば、生産性という言葉を「子ども」に対して使うことに関しても大きな疑問を唱えざるを得ない。
生産性という言葉だけに着目するのであれば、LGBTであるないにかかわらず、有名な方々をはじめとして何かしら国家に貢献している人がいるし、LGBT含め国民である。
あんな人が政治を担っているというのは、もはや国家の破滅を招くと言わざるを得ない。
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