一枚足りない お菊さんの本当の話

日常
この記事は約3分で読めます。

 この間、牧場物語のカスミさんのイベントで

「1枚たりな〜い」と言うお岩さんイベントがあったんですけども…
 
 
 
 
 
 
 
この話、どこから出てきたのかって
知っている人は少ないんじゃないかと思うんですよね
 
 
 
最初にネタバレしてしまうと
この話は創作というか、口伝というか
話の出処がよく分かっていないんです。
 
 
 
同じく江戸時代の四谷怪談というものがあるのですけども
それは作者:近松門左衛門の創作だったりするんですよね。
 
 
 
 
 
 
 

 
 

<1枚たりな〜い>

 
 
お岩さん井戸 
 
 
 
これは、本当に日本の古いお話で
 
 
 
とある武家の屋敷に「お菊」という娘が奉公に来ていた。
お岩の見た目は美しく、武家の主人はお岩を大層可愛がった。
 
 
 
しかし、それをよく思わないのは他の女中たち。
その中でも奥方様は、お岩に夫を取られるのではないかと気が気ではなかった。
 
 
 
ある日、奥方様は他の女中たちと共謀して
殿様から頂いた家宝の皿を割り、それをお岩のせいにしてしまった。
 
 
 
怒った主人は、その場でお菊を袈裟斬りにすると
死体を井戸へと捨ててしまえと言い放ったのだ
 
 
 
異変は、それからしばらくして起こった。
 
 
井戸の方からブツブツと何かを唱えながら
皿のカチャカチャという音がする。
 
 
 
女中の一人が様子を見に行くと
皿を丁寧に丁寧に扱いながら、1枚、2枚、と数える声がする。
 
 
 
そして、その数えている人物は
袈裟斬りにされて井戸に捨てられたお菊の姿だった。
 
 
 
「1枚、2枚、3枚…
 8枚、9枚…
 
 1枚たりな〜い!!」
 
 
 
この噂が広まると、もうこんな所では奉公できないと
数々の使用人たちが暇乞いをしていった。
 
 
 
そしてこの噂は、お殿様の耳まで届き
皿一枚で人を斬るとは何事かと、主人は切腹を申し付けられ
その武家屋敷は断絶してしまった。
 
 
 
 
これが、1枚足りないと言う話の大本です。
改めて見てみると、昼ドラみたいな話ですね…ww
 
 
 
 

 
この話は「1枚たりな〜い」の部分が一人歩きをしてしまい
根幹のどうしてそんな事になったのかという部分を
みんなが知らないというのがすこし面白いところですw
 
 
 
心霊好きからすると、
昔の口伝であったり、昔話というのは
それなりに面白いと思うのですけど…
 
 
 
今の人たちは、もっと古典を楽しめばいいのになということを思います
 
 
 
 
近松門左衛門の四谷怪談についても
また書いていこうかと思いますので
興味がある方は、是非読んでみてくださいね!!
 
 
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追伸

間違いが指摘されていたので訂正しました><
ご指摘ありがとうございます!! 
 

コメント

  1. aaa より:

    なんか番長皿屋敷のお菊さんと混ざってるような・・・

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