生物解説:虫を食べてくれる草「ハエトリグサ」

植物
この記事は約2分で読めます。

ハエトリソウ%22Dingleys_Giant%22

 

ハエトリグサは食虫植物として有名で、夏のコバエ対策しとして育てている人もいるでしょう。
この草は食虫植物の中でも珍しく、素早いスピードで虫を捕まえます。

ただし、別に栄養を虫で補給しているわけではないので
面白がってその行為を繰り返していると簡単に枯れてしまいます。

 

 

スポンサーリンク

虫を捕まえるメカニズム

ハエトリグサの感覚毛の部分に虫が2回以上触れると
ジャスモン酸グルコシドという物質が発生して、およそ0.5秒で葉が閉じて
10日間ほど掛けてゆっくりと虫を溶かします。

 

10日経つと、再びひらいて死骸を捨てて獲物を待ちます。

 

ジャスモン酸グルコシドは、感覚毛に触れると放出されますが
1回では葉が閉じるまでには至らず
20秒ほどでリセットされます。

 

もしも虫を逃がしてしまっても、3日程度で開きます。

 

 

スポンサーリンク

栄養分を得ているわけではない

ハエトリグサは、肥料となる栄養塩を得るために捕虫をするので
別に捕虫しなくても、肥料不足ではあるものの枯れることはありません。

植物ですから、水と光合成でなんとか生きていくことは出来るのです。

 

逆に捕虫を行うことは相当なエネルギーを消費するので
あまりやり過ぎると、ハエトリグサ自体が枯れてしまいます。

 

またハエ以外にも、他の昆虫であったりナメクジなんかも捕食するようです。
ただし、アリなんかを捕食すると、アリの酸で逆に枯れてしまうこともあるようです(;´∀`)

結構デリケートな植物なんですね

 

 

スポンサーリンク

ポケモン:マスキッパの原型

マスキッパ

ハエトリグサはポケットモンスターのマスキッパの原型だと思えます。

その容姿は勿論ですが、タイプも草タイプです。

 

ポケモン図鑑の説明についても、食虫植物の様相が事細かく書かれていました(;´∀`)

 

アニメだとコジロウのポケモンですけども
獲物と間違えて食べるさまは、ウツボットの時と変わりませんねw

 

 

スポンサーリンク

まとめ

姿に似合わず育てるときには色々と制約があるようで
結構デリケートな植物です。

英語名は「Venus Flytrap」で女神のまつげという可愛らしい名前ですw

 

日本でも売られているので、夏のコバエ対策に育ててもいいかもしれませんね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました