嘱託殺人は是が非か…。あなたが殺してくれと言われたらどうする?

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介護のために、仕事を辞め、食費を切り詰め、
とうとう家賃さえも払えなくなり、殺して欲しいと頼まれる。

この場合、殺人罪に問われることは少ない。

この場合は嘱託殺人と言って、執行猶予がつく場合があるのだ。

 

 

もし、あなたが最愛の人から「殺してくれ」と頼まれたら、あなたはどうするだろうか?

 

辛い思いをしてまで生かすのか?
自分の手で最後を迎えさせてあげるのか?

この手の問題は本当に倫理やらなにやら難しいところだと思う。

 

冒頭の話は実際に起こった話だ。

母親の介護をするも、男は最後には母を殺した。
残金は、小銭しか残っていなかった。

その後、その人は出所して、様々な人から支援をもらったのだが、自殺してしまったのだ。

 

きっと、耐え切れなかったんじゃないかと思う。

 

私も家族に生命維持についての話はしてある。

3ヶ月まって目覚めないなら、生命維持をしなくていい。

 

家族にとっては絶望的な話のように思えるけども、医療費や諸費用など色々かかる。
そんなものをかけるくらいならいっそのことちょっと待ってくれたらそれでいいんじゃないかと思うのだ。

 

彼女にだってその話はしてある。
目覚める確証もないのに、彼女の人生を棒には触れないからだ。

 

これは嘱託殺人とは違って、尊厳死なんて言い方をするわけだが、
言ってることは殺してくれと言っているのと変わらない。

家族や医者にとってみたら、殺人となにも違わない。

 

もっと言えば、こちらからのわがままなのだ。
ただ、生きていてくれというのも生者からのわがままでもある。

死にたいという気持ちと、生きていてほしいという気持ちは
本当に難しいもので、もちろん倫理を考えるのであれば生きていたほうがいい。

だが、それ以上に現実というのは残酷だ。

お金が無ければ延命も出来ない。
延命されればその分苦しみが続く。

 

今の医療や介護の限界だって、ここにあるんじゃないだろうか。

 

嘱託殺人は、6ヶ月以上5年以下の懲役または禁錮
しかし、執行猶予がつくことも多い。

ただそれ以上に、失ってしまったものの多さと言うのは
一言では表せないものなのではないだろうか。

 

 

ここまで読んでくれたあなたに、今一度問いかけてみたい。
あなたの愛する人、大切な人から「お願いだから殺してくれ」と言われたら
その時のあなただったらどうするだろうか?

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