毒をもつ生物の可愛らしさについて語りたい

植物
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私の生物解説の多くは毒を持っている生物だ。
もともと生物解説なんかの記事は書きたかったのは書きたかった。

だが、なにをメインに据えていいか分からなかったから書かずにいた訳だが、
世界仰天ニュースなんかで取り扱っている危険生物には、
なかなか魅力を感じずには居られなかった。

それ以上に、私は昔からなんだかんだ危険なものが好きな気がする。
いつかこの好奇心に殺されないかと思う訳だが、
私はなにも毒があるから危険だと言っているわけではない。

 

 

むしろ、その毒を持っている生物を愛くるしく思っている。

彼らの多くは自発的に襲ってくるものではなく、
自衛の手段として毒を持っていることの方が多いのだ。

さらにそれを分かってもらうために、体色にだって気を使っている。

なんと健気なんだろうか…!

それでいて、神秘に満ちているのだからなお可愛いと思わないだろうか?

彼らの毒の多くは彼らにしか生成する事が出来ないのだ。

例えばテトロドトキシンなんかは、フグが海中のプランクトンを摂取する事で、
フグの体内に蓄積されていく事が判明しているが、
テトロドトキシン自体を人間が生成する事はとても困難な事なのだ。

なぜフグにはそれが出来るのか?
なんとも不思議な出来事じゃないだろうか!

また人間よりも毒を使うのが彼らは上手いのだ。
サソリや蛇などの生物は、捕食のために毒を使うが、
多くは神経毒を使う事でより新鮮な状態で獲物を捕食する。

人間が毒を使う時というのは、
いい時でナイフや矢に塗りつけて使うか、
酷い時は水や食物に溶かし入れて使う。

自らの身体を危険にさらす事なく毒を使用するというのは、
なんとも美しいとは言いがたいものである。

彼らのもつ毒は、時に自身も危険にさらす。
しかし、それをうまく使いこなしているからこそ美しいと思ってしまう。

 

常に命のギリギリを保って生活をしている彼らを
人間視点で見れば危険だと言わざるを得ないが、
その臆病さや神秘性を考えれば、地球上で一番可愛い生物なんじゃないかと思うのだ!

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