ブラックが明るみになったコンビニアルバイト。オーナーのあり方に疑問

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数々のコンビニの闇が最近は浮き彫りになっている。
予約商品のノルマや罰金、休むために代わりになる人を探せなど
契約書に書かれていないことまでやらせれる。

このブログでも、最近の話題として取り上げたが、
もはや深刻な事態であることは言うまでもない。

 

かく言う私も元コンビニアルバイトだ。
場所が場所だけに体調管理に関しては厳しい所ではあったが、
それ以外に格別ペナルティーや罰金があった訳ではない。

 

 

恵方巻きのノルマに関しての記事の時にも書かせてもらったが、
そのコンビニのオーナーはとてもいい人だった。
体格や顔つきこそマイクタイソンだったが、誰よりも仕事をしていて正に尊敬できる人物だ。

 

”https://www.rino-iroiro.top/2017/01/30/konbini-arubaito-owner/″

 

私はオーナーからいろいろなことを学ばせてもらったし、コンビニの矜持というのも授かった。

今世間を騒がせているコンビニのオーナーには、それらがないのだろうと感じてしまう。
それほどまでに、腐敗していて情熱を感じられない。

そもそも、予約商品に対してノルマを課すという行為は、法律的にも違反になる可能性がある。
ノルマを達成しなければ自腹で購入すると言うのは、強要罪に当たる可能性もある。

しかも、それが行われているのが高校生に対してだと言うことだ。

 

ある種社会勉強の場である高校生アルバイトに、法律違反をしてみせる。
それが正しくないことは、誰もが知っていることだろう。

 

罰金という制度についても、大きな疑問がある。
罰金や減給というのは、制裁行為であって多用していいようなものではないのだ。

制裁と言うことは、本人が店舗に対してイメージダウンや
個人情報の流出など確実な損害を与えた場合に行われるものだと思っている。

急な病気で休んだ場合に、店にいかほどの損害があるのだろうか?

私が働いていた場所は体調管理に厳しかったので
冬場は常にマスクの着用を義務づけ、アルコール消毒も徹底していた。
仮に風邪になった場合は、その日の体温を報告した上で出勤していいかを判断してもらう。

 

病気の店員が働いていては困るのだ。
それほどまでに気を使う場所はおおよそ察しがつくと思うが、あえて黙っておこう。

私は特殊な場所だと再三にわたって強調してきたが、
どんな場所であっても病気の店員が働いている店舗には近寄りたくない。

風邪であってもうつされては困るからだ。
特に日本人は感染症の恐ろしさを軽んじている節がある。

 

もしその人物が、インフルエンザ、ノロ、結核、感染性肺炎、赤痢などなど
挙げ連ねれば数多ある感染症にかかっていて、
本人に自覚が無かったとしたら、次に感染のリスクを負うのが誰かと言う問題だ。

私の知っている中で、数々の死を振りまいた人物を知っている。
腸チフスのメアリー

彼女は腸チフスの細菌保有者でありながら、腸チフスを発症しなかった。
そして彼女の職業はシェフや家政婦など、食品に携わる事だった。

当然として、彼女のいく先々では腸チフスが流行り、多くの死者を出すことになった。

これはメアリーに限った話ではないことを知ってほしい。
次にメアリーになってしまっているのは、あなたの目の前にいる人かもしれない。
しかも、その人は体調が悪いと申告しているにも関わらず、働いているとしたら、責任は誰が問われるか?

ここで、体調を悪くした店員だと言う人は即座にバックスペースを押してもらって構わない。

 

オーナーの仕事は、金の勘定をするだけではなく、
お客様の健康に対しても最大限の注意を払わなければならない。

インフルエンザの記事を書いた際にそれに似たような事を書いたのだが、
会社側やオーナーが欲しいのは健康であることの証明だ。

診断書をもらえば休めるのではなく、
診断してもらいお墨付きをもらったから
働いても大丈夫だと言う第三者のお墨付きを欲しているのだ。

 

”https://www.rino-iroiro.top/2016/12/13/医者の言うことも分かるが、それでもインフルは/″

 

コンビニの存在は大きい。
24時間開いていることや、生活必需品のほとんどがコンビニにはある。
だからこそ、オーナーという人種は、自己の利益よりもお客に対して何が必要なのかを徹底しなければならない。

冒頭で私はニュースで流れるコンビニのオーナーからは情熱が感じられないと話したが、
人員の確保や売り上げを店員に責任転嫁しているオーナーは
結局のところ自己の利益や保身が第一になっていると感じる。

私は東京に出てきてから、オーナー自らがレジに立っているのを見たことがない。

それどころか、クレームの電話をかけても、オーナーが電話口に出た試しはない。

 

多くの人間が、オーナーは働かなくてもいいだろうと
安易な考え方をしているが、私のオーナー像は誰よりも働いている

 

すぐさまレジに走り、
お客様が迷っていたら「何かお探しでしょうか?」と店員よりも先に声かけをする。

一日一回は必ず店舗に顔を出し
在庫の搬入のときは「私が○○をやります」と率先して行動し
お店を出るときは「よろしくお願いします」と言ってねぎらってくれる。

 

理想ではなく事実としてここまで行動してくれているオーナーが居る。
その横で、左うちわですべての責任を店員に押し付ける呆れたオーナーが居る。

どちらのお店に行きたいか?
客としても、店員としてもその判断は明らかだろう。

 

すべてのコンビニが悪いというわけではない。
ただし、オーナーとしてちゃんと仕事をしているのか?
それを顧みないオーナーには、立場関係なく言うべきことを言わねばならない。

 

私のところのオーナーであれば、あのニュースが出た日には
「なにか不満に思う所があれば言ってください」と声をかけ
更なる改善策を打ち出してくるに違いないだろう。

それを思うと、「少しは休んでください」とこちらからお願いしたい。

 

あなたのオーナーはそれほどまでに信頼できるでしょうか?
あなたがオーナーだとしたら、そこまで行動できるでしょうか?

 

 

日本の政治だけの問題ではなく、人自身が社会をブラック化している。
コンビニという身近な存在で、非人道的行為が行われている。

 

もとコンビニ店員としては、オーナーのあり方について
疑問を投げかけざるを得ない。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    私も同感です。
    セブンイレブンで酷い目に会って、オーナーを殺してやりたい!とまで思ったこともあります。
    でも別のセブンイレブンでは、厳しいけどこのオーナーの為に頑張りたい!と思えるオーナーにも出会いました。
    結局はその人の人間性ですよね。

    • rino より:

      そうですね!!!
      人間性と、そのオーナーのお店やお客さんに対する誠意をみて
      店員側も頑張れるというところはあると思います。

      コメントありがとうございます!!

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