意見 ニュース サブカル 社会

けものフレンズ騒動で一番何が問題なのか

けものフレンズのたつき監督降板騒動を巡って起きた通称ケモフレ騒動。

騒動の発端はたつき監督のツイッターでの「KADOKAWA側からのお達しで2期の監督を外れることになった」というもの。

これによりファンがKADOKAWAに対しての叩きが勃発する。

これに対してKADOKAWAは「制作会社のヤオヨロズ社が勝手な製作を行い、勧告したがヤオヨロズ社から辞退する旨を受け取った」と言う発表を行った。

しかしながら、説明としてファンが納得する内容に至らなかったためにさらに炎上し、10/3にKADOKAWAの専務がヤオヨロズ社との調整に入るというところまでになった。

この一連の騒動を見て、私なりに問題だと思える所を書いていきたい。

 

スポンサードリンク

 

1番の問題は製作委員会方式

アニメと言うのは莫大な資金がかかる物になる。それこそ何億という資金が必要になるわけだ。

 

当然アニメだけでは採算が取れないので、アニメを作るだけだとリスクが大きすぎる。
そこで、映像・音声・グッズなどの使用権を他企業に与えることで、幹事会社が他の企業から資金を募る。
そしてそれを管理するために製作委員会と言うものを発足する。

これが製作委員会方式の簡単な概要。

その上で何が問題なのかといえば、この製作委員会の中身が一般人には分からないようになっているという事だ。

 

どの会社がなんの権利を持っているのかも分からないし、幹事会社がどの会社なのかも分からない。

この出資会社が不明瞭という問題は以前から言われていることなのだけれど、今回の騒動で改めてこう言った部分の情報開示が問題解決の必要事項になると言うのがあらわになったと感じる。

 

そもそも製作委員会の内容を提示しないというのはデメリットしかないのではないかと思うくらいだ。

窓口の一元化などは、幹事会社がやればいいし、個別の問い合わせに関しては答えられない可能性の明記をすればいいのにと思ってしまう。

 

 

クリエイターが下請けでしかない

アニメと言えば日本の産業の中でも大きな一翼を担って来た。

アニメ文化と言われるほどに世界でも高い評価を受けている。

しかしながら、アニメの製作に関わる上でクリエイターの労働環境などが度々問題視されているのは周知の事実だ。

 

例えばアニメの絵を描いている人Aさんが居ても、そのAさんがこの絵を描きましたと権利は主張する事が出来ず、製作を請け負ったB社が我々がやらせて頂いたと言う。更にその絵をこれが公式ですとC製作委員会が発表すると言う具合だ。

この辺の調整を行なっているのは監督であったりプロデューサーと呼ばれる人。

その上に製作委員会がある。

 

製作を依頼された会社はそれぞれでまた下請けへと仕事を割り振っていくので、どこが何を製作しているのかが分からないという悪循環を生んでいる。

製作委員会に集まる資金は潤沢でも、下請けに回るまでにはその資金はすずめの涙程しか残って居ないので、労働環境の悪化が言われるようになったのは言うまでもない。

 

その上で製作実績等も会社に奪われるのだからクリエイターの努力が報われないというのは大きな問題になっている。

こう言った個人の成績を会社が取ってしまう例は特許権などにも見られることで、せっかく制作した特許も会社の名義で発表しなければならないと言うのは、日本の悪しき問題だと言っても過言ではないだろう。

 

 

ファンへの情報開示が少なすぎる

製作委員会の情報開示の中身とかぶる部分があるけれども視聴者はアニメ制作の過程をほとんど知らない。

企業の機密に関わる部分もあるけれど、どこが間に入りどこに製作を委託したのかも分からなければ、声優や監督といった実質的な部分に関わっている人物以外はどんな人物が関わっているのかも分からない。

そんな分からないことだらけの状態で知っている人物から衝撃の告白があれば、その人物に注目が集まり擁護されると言うのは常である。

視聴者やファンにしてみれば、どの情報を信じていいのか分からないと言うのが正直なところだし、分からないなら分からないままでいいだろうと言う関係者や関係企業側の態勢も問題だと思う。

 

結局発表しても、それだと分からないよという発表の仕方をしたKADOKAWAの声明は避難されても仕方ないかなと言うところはある。
「無断使用」という部分が何を指しているのか分からないし、「各所に連絡が欲しい」「それは出来ないので辞退する」って普通に考えて会社同士の話し合いじゃないって素人でも分かる。

あからさまにガソリンになるような声明出して、炎上商法となにも変わらないよね。

 

 

今回の問題で正直なところ

今回の問題で正直なところを言えば、たつき監督のツイートは大きな問題を孕んでいると言わざるを得ない。

あそこまで大きくなった作品の情報を唐突に開示すれば炎上するのは目に見えていることだろうに、感情的にそれを公の場に発信したことは重大なコンプライアンス問題だろう。

それに対して、ほとんど何も知らない視聴者に対して繕った発言しか出来なかったKADOKAWAも認識不足だと思うし、その状態で情報が拡散され続けたのも問題だと思う。

私自身けものフレンズはそこまでハマるアニメではなかったからこそ半ばどうでもいいと言う感情があるから熱くはならないけれど、それにしたって関係者の足並みが揃わなすぎていると言わざるを得ない。

 

 

まとめ

けものフレンズは大ヒットした為に、今回のような騒動に至ったけれども、こんなのは氷山の一角でしかない。

そもそも製作委員会方式の情報開示不足については今回以前から問題になっていたことで、改善策を講じる必要が叫ばれているにも関わらず改善しなかった為に混乱が混乱を呼んだ話になる。

細かい部分を簡略化しすぎてしまったが為の騒動であると断言もできるし、騒ぎすぎだろと言う感情もある。

アニメは日本の大きな文化であるからこそ、視聴者やファンに内部構造をもっと分かりやすくしていく必要があるんじゃないかと思う。

アドセンス

スポンサードリンク

アドセンス

スポンサードリンク


関連記事
スポンサードリンク

-意見, ニュース, サブカル, 社会
-,