害虫だと思った?残念、益虫でした。

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今回は虫のお話です。

 

地球上には人間よりもはるか前から存在している虫という種がいます。

 

彼らは人間が社会を形成するより以前から、

生態系をなして、この地球という星のサイクルを担っている存在です。

 

彼らからしてみれば、私達人間は、自身の生活を脅かす敵勢宇宙人と見られているかもしれません。

 

しかしながら、虫達にとって残念なことは、

この地球の支配は我々人間が握ってしまっているという所です。

 

私達人間は、昆虫を害虫と益虫という分野でしか判断していません。

 

勿論、それは人間の生態系に置ける話ですので、地球規模で見れば、

人間のほうがよっぽど害悪なのかもしれないですね。

 

 

 

 

さてさて、みなさんは害虫と言うと、どんな虫を思い浮かべるでしょうか?

 

ハエ、ノミ、ハチ、クモ、ムカデ、ゴキブリ、蚊。

 

実は、この中で害虫と分類されるのは、ノミとムカデと蚊なんですね。

 

そもそも害虫というのは、人間に対して害をなす昆虫のことを言うのです。

 

ですので、ハエ、ハチ、クモ、ゴキブリは、実は害虫ではないのですよ。

しかしながら、人間は言葉という便利なモノを使って、これらをひとまとめに害虫としました。

 

「不快害虫」といいます。

 

不快害虫は、衛生的、または生理的に嫌悪感を感じる虫のことです。

虫嫌いの人からしてみれば、カブトムシでさえ不快害虫になってしまいますね…ww

 

ですが、ハエ、ハチ、クモ、ゴキブリは、実は益虫であったりするのです。

 

 

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・ハエ

 

ハエは、簡単に言ってしまえば掃除屋ですね。

生物が出した分や尿を分解してくれる重要な存在です。

 

マゴットセラピーと言う言葉は、あまり聞き覚えのない言葉かもしれませんが、

特別な環境で育成した無菌状態のウジ虫を患部に入れることで、

壊死などの治療に大きな貢献をしてくれています。

 

勿論、ハエが害虫ではない訳ではありません。

 

彼らは、人体にすら有害な場合があります。

 

いくら、重要な役割をもっているからといって、

健康被害を出されては、黙っちゃいられないですね。

 

まぁ、益虫としての面もあるんだよ ということだけ知っておいてください。

 

 

 

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・ハチ

 

ハチは、紛れも無く益虫です。

 

たしかに、スズメバチなどの毒で

アナフィラキシーショックを起こしてしまう場合もあります。

 

しかしながら、多くのハチは野山に巣を構え、

そこで独自の生態系を築いているのです。

 

人間がそこに近づいたので攻撃された例がほとんどです。

 

人間だって、軍の厳戒態勢の中に入っていって、

知らなかったんですと言ったところで撃たれてしまうのは

しょうがないと割り切るしかありませんものね。

 

 

そして、ハチは昆虫界においての絶対王者なのです。

 

人間にとっての害虫などを食べてくれる抑制機関として、

大きな貢献を果たしてくれています。

 

 

他にも、ミツバチは、はちみつを作ってくれますし、

蜂の毒によって病気を改善する方法などもあるのです。

 

ハチが害虫として見られるのは、

やはり人間にすら攻撃を向けてくるところと、

人間にとっての益虫でも構わず食べてしまうところにあります。

 

スズメバチが増えすぎると、生態系はすぐさま崩壊してしまうので、

何事もバランスが大事ですね。

 

 

 

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・クモ

 

クモは、その外見から害虫として見られがちですが、

彼らが人間に対して害を与えることは殆どありません。

 

そもそも、実は昆虫ですらないのです。

クモが昆虫でないのは、詳しくはググってみてください。

たしか、一般的な昆虫と体の構造が違うとかいう話だったと思います。

 

さて、クモもハチ同様に、我々にとっての害虫を捕食してくれる益虫です。

 

勿論、人体に対して有毒なクモも居ますが、かなりマレです。

 

多くのクモは、人間に対しての攻撃力はありませんし、

そもそも毒を注入するための牙が、

重大な部分まで届かないことが大きな要因でしょう。

 

私のところも、クモは殺さないようにしています。

 

昔の言い伝えでも、クモを大事にすると

いいことがあると言う話までありますからね。

 

みなさんもクモを見つけたら、そっとしておいてあげてください。

 

 

 

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・ゴキブリ

 

さて、おまたせいたしました。

害虫といえば、コイツと言わんばかりのゴキブリさんです。

 

私も昔は、Gとかブラックダイヤモンドなど、

極力名前を呼ばないようにしていたくらいみんなの嫌われ者ですね。

 

ゴキブリは、益虫だと言いましたが、それはごく一部に限られます。

 

一般的なご家庭に居るクロゴキブリやチャバネゴキブリは、

間違いなく不快害虫ですし、衛生害虫でもあります。

 

実際のゴキブリは、森などで枯れ葉や菌を食べるおとなしい種族なのです。

 

まぁ、益虫の面としては、やはり自然のサイクルの中に入って居るということが大きいですね。

 

家庭に現れるゴキブリは、すでにそのサイクルから外れてしまっているので、

勿論害虫であることには変わりありません。

 

しかし、ゴキブリすべてが悪だということではないのです。

 

 

 


 

 

皆さんが実は、害虫だと思っていた昆虫が

実はそうでなかったと聞いて、どうでしょうか?

 

ハエやゴキブリに関しては、衛生害虫でもありますので、

全部が益虫というわけではないというところも覚えておいてください。

 

むしろ、衛生害虫に指定されている害虫は、

我々の健康にとって大きな障害となって来ます。

 

まぁ、つまり、クモかっとけってことですね!

 

 

さて、話は変わるのですが、

みなさんが忌み嫌っているゴキブリよりも、

重大な害虫が存在します。

 

 

「蚊」です。

 

蚊に比べれば、ゴキブリなんて可愛いものですよ。

 

たしかに、蚊のハリを研究対象とすることで、

痛くない注射針などの研究もススメられています。

 

しかし、「蚊」はヤバイ。

海外では、蚊による病原菌や寄生虫の被害が報告されています。

 

最近では日本でも、デング熱などの「蚊」を媒体とする病気が流行り、

一時期ニュースにもなりましたね。

 

「蚊」という種は、その性質上カナリ危険な生物としても注目が集まっています。

 

蚊に対して無防備であるのは、何も知らない人だけなのです。

 

日本でも、蚊の麻酔によるアレルギーや

アナフィラキシーショックが報告されています。

 

あの小さな生物が、私達の命を脅かす一番の存在なのです。

 

危険生物ランキングでも、1位に居座り、

蚊による死者は、年間7万人にものぼります。

 

蚊が出る季節は、かならず刺されないように工夫すること。

 

見つけたら見敵必殺。

すぐさまブチころです。

 

 

以上、害虫と益虫のお話でした!

コメント

  1. 匿名 より:

    ノミとムカデについて
    書いてない

  2. りの より:

    遅くなりましたが書かせていただきました!
    コメントありがとうございます。

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